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ワイヤー矯正の治療の流れ|初診から装置装着・調整までのステップ

ワイヤー矯正を始める前に知っておきたいこと

歯並びを整えたいと思ったとき、最初に気になるのは「どんな流れで治療が進むのか」ということではないでしょうか。

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットという小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていく治療法です。多くの症例に対応でき、長年の実績がある方法として知られています。

治療期間は一般的に2~3年程度、通院回数は24~36回ほどになりますが、お口の状態や使用する装置によって変わります。月に1回程度の通院が必要で、保定期間に入ると3~6ヵ月に1回のペースとなります。

この記事では、初診カウンセリングから精密検査、装置装着、毎月の調整まで、治療開始前に知っておくべき全ステップを詳しく解説します。費用や期間、痛みへの対処法も紹介し、安心して治療を始められる情報をお届けします。

初診カウンセリング|治療への第一歩

ワイヤー矯正の治療は、初診カウンセリングから始まります。

この段階では、患者さまが抱えている歯並びの悩みや治療に関する不安、疑問などをじっくりと伺います。「どこを治したいか」「どんな歯並びが気になっているのか」といった具体的なご要望をお聞きし、治療のゴールを一緒に考えていきます。

カウンセリングでは、ワイヤー矯正の仕組みや治療方法、期間、費用についても詳しくご説明します。矯正治療は基本的に自費診療となりますが、著しい顎の歪み・変形により外科手術を併用する場合や、永久歯が3本以上生えてこない場合、永久歯が生まれつき6本以上不足している場合、または厚生労働大臣が定める特定疾患に該当する場合には、保険適用での治療が可能です。

初診カウンセリングの所要時間は30分~1時間程度です。不安なことやわからないことは、何でもご遠慮せずお聞きください。十分納得いくまでお話し合いしましょう。

精密検査|お口の状態を詳しく調べる

矯正治療をすることが決まったら、次は精密検査を行います。

精密検査では、レントゲン撮影、歯型とり、口の中の写真撮影、顔の写真撮影を行います。当院では3Dスキャナーを使用することで、従来の印象材による型取りの不快感を大幅に軽減し、嘔吐反射が強い患者さまも快適に治療を受けられます。

3Dスキャナーは、小型カメラでお口の中を撮影し、歯や歯並び、噛み合わせの情報を3Dデータとして取得する機器です。粘土のような印象材を歯に押し当てて歯型を取る必要がなく、嘔吐反射が強い患者さまもリラックスして快適に治療を受けられます。

歯の3Dデータをもとに精密な矯正装置の作製が可能となり、治療のシミュレーションをリアルタイムで画像化できるため、患者さまは治療の流れを理解しやすく、モチベーションの維持にも役立ちます。

精密検査の所要時間は1時間程度です。検査結果は1~2週間程度で出ます。

診断・治療計画の説明|あなたに合った治療方針を決める

精密検査の結果に基づき、治療方針等をご説明します。

頭部を横から撮ったレントゲンや歯型の石膏模型、写真やデータを基に、現在の状態とどのように治療をしていくかを詳しくご説明します。治療期間、費用、使用する装置の種類などについても、この段階で明確にお伝えします。

当院では、患者さま一人ひとりの理想の笑顔を実現するため、オーダーメイドの治療プランを提供しています。単に歯並びを整えるだけでなく、顔のバランスを考慮しながら自然で美しい仕上がりを追求します。できるだけ抜歯を避けた治療を提案し、健康な歯を残すことでお口の健康と機能を長く維持することを重視しています。

治療方法は多岐にわたり、舌側矯正(裏側矯正)、ハーフリンガル、審美的な表側矯正、メタル装置の表側矯正、マウスピース型矯正装置、ハイブリッド矯正、包括的矯正、インプラント矯正、セラミックによる矯正治療、部分的な矯正治療、小児矯正、MFT(口腔筋機能療法)、外科矯正など、患者さまのライフスタイルやスケジュール、症状に合わせた幅広い選択肢を用意しています。

前準備|矯正装置をつける前に必要な処置

矯正装置をつける前に、いくつかの前準備が必要になることがあります。

虫歯や歯周病の治療

精密検査の際に虫歯や歯周病が見つかった場合は、先に虫歯や歯周病の治療を行います。矯正中に虫歯や歯周病が悪化すると矯正治療に影響が出るため、矯正開始前に治療する必要があるのです。

虫歯や歯周病の治療期間は症状の度合いによって異なりますが、1日~1か月が目安です。重度の歯周病の場合には、治療に半年ほどかかるケースもあります。

抜歯が必要な場合

歯を並べるスペースが足りない場合には、抜歯が必要になることがあります。抜歯は歯が動くスペースを作るための小臼歯の抜歯と、必要に応じて親知らずの抜歯を行うこともあります。

健康な歯を残すことは、お口の健康と機能を長く維持するために大切です。当院では、患者さまのお口の状況を精密に検査したうえで診断し、できるだけ大切な歯を抜かずにすむ治療をご提案します。ただし、抜歯が避けられないケースや抜歯したほうが良い結果が期待できるケースもあるため、抜歯の有無だけに固執せず、患者さまにとってより良い治療をご提案するよう努めています。

ゴムリング挿入や歯型とり

矯正装置をつける1~2週間前に、前準備としてゴムリング挿入や歯型とりを行うこともあります。奥歯の歯と歯の間に隙間をあけるため、ゴムリングを挿入します。また、矯正装置を作るための歯型をとります。

矯正装置の装着|いよいよ治療開始

前準備が完了したら、いよいよ歯に矯正装置をつけ、治療が開始します。

歯面のクリーニング

矯正装置をつけると歯磨きがし難くなり、むし歯ができるケースがあります。そのため、矯正装置を装着する前に歯のクリーニングをします。歯のクリーニングを行うことで、矯正装置をしっかりと装着できるのです。

専用のペーストとブラシで歯面をクリーニングし、エナメル質表面のバイオフィルム(口腔内細菌によって作られている膜)をキレイに除去します。

ブラケットの装着

歯の表面を清掃し、脱灰をおこなえば、いよいよブラケットのボンディングです。ブラケットは、矯正治療後終了した時(理想的なかみ合わせができ上がった時)にブラケットスロットが一直線に並ぶことを予想し装着します。

当院では前歯には歯の色に近いブラケット(クリアタイプ)、犬歯から小臼歯部では薄くて強度のあるメタルブラケットを用いています。ブラケットを装着しても、歯を動かす力はまだ働いていません。

ワイヤーの装着

実際に歯を動かす力を持っているのはアーチワイヤー(針金)です。個人の歯や顎の形態、咬合状態、歯に加える力の大きさやその反作用を予測してワイヤーをアーチ型に曲げて行きます。

ワイヤーは毎回の調整時に、治療のステップにあわせてワイヤーの形を変えたり、ワイヤーの太さを変えたりし細かな調整を加えながら治療を進めて行きます。

矯正装置の装着にかかる時間は2時間半程度です。装置を初めてつけたり、力を強くかけた時には、歯が浮くような感覚があったり、噛んだ時に痛みを感じる場合があります。痛みは数日間で治まってきます。

歯磨き指導|矯正中のむし歯予防

矯正装置をつけると歯磨きがし難くなり、むし歯ができるケースがあります。

当院では、矯正治療中にむし歯や歯周病になることがないよう、きちんと指導を行います。矯正装置に慣れてきた、装着後1週間くらいで、染め出し剤で磨けていない部分を確認してもらい、きれいになるまで歯磨きをしていただきます。その後、磨き方のポイントや注意点をお話しします。

歯磨き指導の所要時間は約1時間です。矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなるので、ブラッシングを念入りに行う必要があります。

当院では、院内感染を防ぐために徹底した衛生管理に取り組んでいます。たとえば治療に使用した器具などは、毎回洗浄と滅菌処理を行ない、一つひとつパッキングして次に使用するまで無菌状態を保ちます。決して同じ器具を使い回すことはありませんのでご安心ください。

毎月の調整|歯の動きを確認しながら進める

歯を動かしていく「動的治療」中は、1か月に1回程度の通院になります。

毎月の調整では、治療の進行状況を確認し、必要な調整を行うための重要なプロセスです。歯科医師は前回の調整からの歯の動きを確認します。これは、治療計画に沿って歯が正しく動いているかをチェックするために行います。

アーチワイヤーの調整または交換

アーチワイヤーは歯を動かす力を生み出します。毎月の調整では、ワイヤーの張りを調整し、歯にかかる力を適切に調整します。また、歯の動きに応じて、適切な太さや材質のワイヤーに交換します。治療の進行に伴い、ワイヤーは徐々に太く、硬くなることがあります。

ブラケットとバンドの確認

ブラケットやバンド(必要に応じて使用される装置)の状態を確認し、必要に応じて調整や再接着を行います。ブラケットの位置調整や、損傷や摩耗がある場合は、新しいものに交換します。

ゴムバンドの交換

エラスティック(小さなゴムバンド)は、特定の歯を動かすために使用されることがあります。毎月の調整では、これらのゴムバンドを交換し、適切な力が加わるようにします。

治療期間は2~3年が目安ですが、患者さまの症状によって異なります。歯の状態をチェックし矯正装置を調整します。また、歯磨き指導も行います。

保定期間|後戻りを防ぐための大切な時間

歯並びが整い装置を外した後は、良好な咬合が後戻りしてしまうのを防ぐために、保定装置を装着します。

矯正後の歯はもとの位置に戻ろうとする後戻りが起こることがあるのです。後戻りを防ぎ、矯正した歯並びを固定するための期間を保定期間といいます。

保定期間中は、3か月に1回程度の通院になります。保定装置には、金属の保定装置(リテーナー)やプラスチックの保定装置(リテーナー)などがあります。保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。

矯正治療はこの保定期間が終わると終了になります。保定期間は通常2~3年です。ただし、歯の状態によってはそれ以上かかることもあります。

治療期間が長くなるケースと予定どおりに進めるコツ

ワイヤー矯正の治療期間は、さまざまな要因によって延びることがあります。

虫歯や歯周病になった場合

矯正中は装置が付いていることで歯磨きが難しくなり、汚れが残りやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。もし治療中に虫歯や歯周病が見つかった場合、まずはそちらの治療を優先しなければならず、矯正の進行が一時ストップすることもあります。

矯正装置が外れた場合

ワイヤーやブラケットが外れると、その部分の歯に適切な力が加わらなくなります。これによって、歯の移動が予定通りに進まなくなることがあるのです。外れた状態が続くほど調整のやり直しが必要になり、治療計画にも影響が出やすくなります。

歯並びに影響を及ぼす癖がある場合

歯並びに悪影響を与える癖は、矯正治療の進行を妨げる要因となります。代表的なものに舌癖や口呼吸、頬杖、うつ伏せ寝などがあります。これらの癖があると、歯に不必要な力が加わり、歯が予定通りに動かないことがあります。

定期的に歯科医院を受診していない場合

決められた日に定期検診を受けないと予定どおりに矯正治療を進められません。また、矯正装置によってお口の中にトラブルが発生していても発見が遅れ、矯正期間が長引く場合もあります。

治療を予定どおりに進めるためには、しっかり歯磨きをする、装置が外れたら速やかに歯科医院を受診する、歯並びに影響を及ぼす口周りの癖を改善する、歯科医師の指示どおりに通院することが大切です。

ワイヤー矯正の費用について

矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円です。

原則として自費診療となりますが、以下の場合は保険適用が可能です。

  • 著しい顎の歪み・変形により外科手術を併用する場合
  • 永久歯が3本以上生えてこない場合
  • 永久歯が生まれつき6本以上不足している場合
  • 厚生労働大臣が定める疾患(唇顎口蓋裂、ダウン症候群など)に該当する場合

当院は厚生労働大臣が定める施設基準に適合しており、特定の症例において保険適用での外科矯正治療が可能です。

まとめ|安心して治療を始めるために

ワイヤー矯正の治療の流れは、初診カウンセリングから始まり、精密検査、診断、前準備、装置装着、毎月の調整、保定期間まで、いくつかのステップがあります。

治療期間は一般的に2~3年程度、治療回数は24~36回となりますが、使用する装置や症状、治療の進行状況により変化します。月に1回程度の通院が必要で、保定期間に入ると3~6ヵ月に1回のペースとなります。

当院では「予防」「保存」「低侵襲」の三つを柱とした治療方針により、できるだけ歯を抜かない・削らない治療を実現しています。10年、20年先を見据えた包括的矯正治療により、再治療のリスクを軽減し、生涯の治療費負担を軽減します。

3Dスキャナーによる快適で精密な型取りにより、嘔吐反射が強い患者さまも安心です。歯の3Dデータをもとにした治療シミュレーションで、治療の流れを視覚的に理解できます。

舌側矯正、マウスピース型矯正装置、ハイブリッド矯正など、患者さまのライフスタイルやスケジュールに合わせた幅広い選択肢をご用意しています。包括的矯正治療により、虫歯・歯周病・咬み合わせなど口腔全体の健康を総合的に改善します。

元町・中華街駅から徒歩1分という好立地で通院しやすい環境です。末永く健康で明るく生活していただけるよう、保定終了後もご希望の患者さまには口腔内の状態を定期的に見させていただいています。

ワイヤー矯正について詳しく知りたい方、治療を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

横浜元町ナチュラル歯科・矯正歯科では、患者さま一人ひとりに寄り添った丁寧な治療を心がけています。まずは初診カウンセリングで、あなたの理想の笑顔を一緒に考えていきましょう。

著者情報

横浜元町ナチュラル歯科 矯正歯科

院長 篠原 英晃

院長略歴

1996年 日本大学歯学部卒業

1996~2003年 横浜近郊の小児矯正歯科医院で勤務

2003年 中区本郷町に「しのはら歯科医院」開業

2015年7月 中区山下町に移転し医院名を「横浜元町ナチュラル歯科 矯正歯科」へ

現在に至る

資格・学会

世界舌側矯正歯科学会 認定医

日本舌側矯正歯科学会 認定医

ICOI国際口腔インプラント学会 認定医・指導医

日本先進インプラント医療学会 インプラント指導医

マウスピース矯正セミナー(アクアシステム、アソーライナー、インビザライン、シュアスマイル)終了

セントルイス大宮島教授の矯正コース終了

ニューヨーク大学インプラント科CEOプログラムインプラント

審美歯科プログラム卒業

日本成人矯正歯科学会 認定医プログラム修了

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