部分矯正・セラミック矯正

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部分矯正・セラミック矯正

特に気になる歯並びだけを
改善する部分矯正

部分矯正の特長

部分矯正の特長

部分矯正は、歯列の一部だけに矯正装置を装着して歯並びを改善する治療法です。前歯など歯並びが特に気になる部分に限定して治療を行なうため、通常の矯正治療よりも治療期間が短くなり、患者さまの負担を軽減できます。治療完了までの通院回数も少なく、忙しい方でも始めやすい治療法です。
また、部分矯正では初期段階で目に見える改善を感じやすいため、モチベーションを保ちながら治療を進められるというメリットもあります。矯正装置も目立ちにくいタイプが多いため、見た目に対する抵抗も少なくすむでしょう。さらに部分矯正は、全体矯正に比べて費用を抑えられ、経済的な面でも魅力的です。
治療の効果を実感しながら矯正治療を行なえるため、歯並びの乱れが軽微で、部分的な改善を希望する方に向いています。

  • Merit 01
    全顎矯正に比べて費用を抑えられる

    全顎矯正に比べて費用を
    抑えられる

    全顎矯正では、歯列全体にワイヤーやブラケットなどの矯正装置をつけるのに対し、部分矯正は特定の歯のみに矯正装置をつけます。必要な矯正装置の数が少ないため、矯正装置にかかる材料費を抑えられます。また、治療範囲が狭いため通院回数も少なくすみ、治療完了までにかかる治療費も抑えられます。経済的な負担を抑えたい方に適した治療法です。

  • Merit 02
    動かす歯が少ないため治療期間が短い

    動かす歯が少ないため
    治療期間が短い

    部分矯正は治療範囲が狭く、移動させる歯が限られているため、全顎矯正に比べて治療期間が短くなります。全額矯正では治療期間が平均して2~3年ほどになるのに対し、部分矯正では治療期間が半年~1年半ほどです。通院回数も少なく、患者さまの負担を軽減できる点もメリットといえます。忙しくて定期的な通院が難しい方にも適しているでしょう。

  • Merit 03
    部分的に動かすため痛みが少ない

    部分的に動かすため痛みが少ない

    部分矯正は治療範囲が狭く、歯を移動させる距離も短いため、歯列全体を大きく動かす全顎矯正よりも歯や歯肉への負担が軽減され、痛みや不快感も最小限に抑えられます。また、治療期間が短くなるため、痛みを感じる時間も短くすみます。矯正治療の痛みに対する恐怖が強い方にもおすすめできる治療法です。

全体矯正と部分矯正、
迷っている方へ

全体矯正と部分矯正、迷っている方へ

全体矯正と部分矯正のどちらが自分に合っているかは、歯並びや噛み合わせの状態、治療の目的や仕上がりの希望などによって変わります。「全体矯正と部分矯正、どちらを選ぶべきか迷っている」という方に向けて、それぞれに適したケースをまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

全体矯正が適している方
  • 噛み合わせに問題がある
  • 出っ歯や受け口、開咬などの症状がある
  • 歯並びを全体的に改善したい
  • 健康なお口を長く維持したい
部分矯正が適している方
  • 前歯の軽い歯並びの乱れを改善したい
  • できるだけ治療期間を短縮したい
  • 矯正治療にかかる費用を抑えたい
  • 噛み合わせがそれほど悪くない

部分矯正で治せるかどうか、
まずはご相談ください

部分矯正で治せるかどうか、まずはご相談ください

部分矯正は、前歯などの目立つ場所の歯並びの乱れを改善するのに効果的な治療法です。しかし、すべての症例に適用できるわけではありません。横浜元町ナチュラル歯科 矯正歯科では、きちんと検査したうえで患者さま一人ひとりの歯並びや噛み合わせに適した治療法をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。

わずか数回の来院で
歯並び・形・色も整う
セラミック矯正

わずか数回の来院で歯並び・形・色も整うセラミック矯正

セラミック矯正の特長

セラミック矯正は、セラミック製の補綴物を使って歯の色や歯並びを改善する治療法です。ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置を使った一般的な矯正治療とは異なり、歯の表面を削ってセラミック製のプレートを貼り付けたり、セラミック製の被せ物を装着したりして軽微な歯並びの乱れを整えます。歯を動かす必要がないため、わずか数回の通院で歯の色や形も含めて美しく仕上げられる点がメリットです。
ただし、セラミック矯正では歯を削る必要があります。削られた歯は強度が低下するだけでなく、知覚過敏になるリスクも高まります。メリットだけでなくデメリットも充分に理解したうえで、慎重に検討することが大切です。

  • Merit 01
    通常の矯正治療より治療期間が短い

    通常の矯正治療より
    治療期間が短い

    矯正装置を使用する一般的な矯正治療では、歯を徐々に動かすため、治療に2~3年ほどかかります。その点、セラミック矯正では歯を動かすことはなく、歯の表面を削ってセラミック製の補綴物を装着するだけなので、数回の通院で治療を完了できます。結婚式などの大切な日までにどうしても歯並びを整えたいという要望にも応えやすい治療法です。

  • Merit 02
    歯の色や形も美しく仕上がる

    動かす歯が少ないため
    治療期間が短い

    セラミック矯正では、歯並びだけでなく歯の色や形も美しく仕上げることが可能です。セラミックは天然歯に近い透明感があり、周囲の歯になじむ自然な色調を再現できます。また、顔全体とのバランスがとれた美しい笑顔を目指し、歯の形や大きさを改善することもできます。芸能人のような美しい口元を短期間で手に入れたい方におすすめです。

  • Merit 03
    金属アレルギーの方でも治療できる

    金属アレルギーの方でも
    治療できる

    複数の金属にアレルギー反応をもつ患者さまの場合は、ワイヤー矯正で治療するのが難しい場合がありますが、セラミック矯正ではほとんど金属を使用せずに治療することが可能で、金属アレルギーの患者さまでも安心です。なお、被せ物の土台は金属を使用する場合があるため、金属アレルギーが心配な場合は事前にご相談ください。

削らないセラミック治療
「ノンプレップベニア」

ノンプレップベニア

ノンプレップベニアはセラミック製の薄いシェルを歯の表面に貼り付ける審美治療です。歯の色や形を自然な見た目に整えることができ、すきっ歯や変色した歯、欠けた歯などを短期間で改善したい方に適しています。歯の表面を削る従来のラミネートベニアとは異なり、歯への負担が少ないのが特徴です。

こんな方におすすめです

  • 急いで歯並びを整える必要がある
  • 長期間の通院がつらい
  • 特定の部位を集中的に治療したい方
  • 矯正治療にともなう痛みがいや
  • 歯と歯の間が空いている(すきっ歯)
  • 一部だけ歯が欠けている
  • 全体的に歯の「色」や「形」も改善したい

セラミック矯正の注意点

  • 健康な歯を少なからず削る必要がある

    健康な歯を少なからず
    削る必要がある

    ラミネートベニアとよばれるセラミック製のプレートを歯に貼り付けたり、セラミック製の被せ物を装着したりする際には、歯を削る必要があります。たとえ健康な歯でも、削ることで強度が低下し、欠けたり割れたりしやすくなります。また、症例によっては歯の神経の近くまで触る必要があり、知覚過敏の症状が出るリスクも高まります。

  • 一生使い続けることはできない

    一生使い続けることはできない

    セラミックは丈夫で長持ちする材料ではありますが、ラミネートベニアやセラミック製の被せ物を一生使い続けることはできません。セラミックは食事による刺激などで少しずつ劣化していくため、10~20年ほどで再治療が必要になります。長持ちさせるためには、定期的にメンテナンスを受け、トラブルを予防することが大切です。

  • 歯並びの問題を根本的に解決できない

    歯並びの問題を
    根本的に解決できない

    セラミック矯正では歯を動かさないため、歯の位置や噛み合わせの根本的な問題は解決できません。たとえ見た目が良くなっても噛み合わせが悪いままだと、歯や顎に負担がかかり続けて顎関節症などの問題が起こりやすくなります。そのため、歯並びだけでなく顎の位置や骨格に問題がある場合は、歯を移動する矯正治療のほうが適しています。

慎重に決めるべき
治療だからこそ、
しっかり説明します

慎重に決めるべき治療だからこそ、しっかり説明します

セラミック矯正は、短期間で美しい歯並びを手に入れられる点が魅力的な治療ですが、噛み合わせの改善には適していません。また、健康な歯を削らなければならず、歯の状態によっては神経を抜く必要もあります。削ったり神経を抜いたりした歯は強度が低下し、通常の歯よりも寿命が短くなります。しかも、一度削ったり神経を抜いたりすると、二度と元の状態に戻すことはできません。このようにセラミック矯正はお口の健康面においてデメリットが大きいため、慎重に選択する必要があります。
当院では、見た目の美しさや患者さまのご要望だけでなく、長期的なお口の健康も考慮したうえで、じっくりと治療をご検討できるよう、セラミック矯正のメリットとデメリットの両方をわかりやすく丁寧にご説明します。

治療における注意点等

矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

・矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円、一般的な治療期間は2~3年、一般的な治療回数は24~36回となります。使用する装置、症状や治療の進行状況などにより変化しますので、参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

部分矯正にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・前歯6本だけを治す方法なので、噛み合わせは改善できません。噛み合わせの改善を希望される方は、全顎の矯正治療が必要となります。
・症状によっては、でこぼこの前歯がきれいに並ぶスペースを確保するため、歯と歯の間を削る必要があります。しかし、エナメル質(歯の表面)を0.3~0.8mmほど削る程度なので、歯への支障はほとんどありません。
・前歯だけの治療となり動きが限られているので、症状によっては希望どおりに仕上がらないことがあります。

セラミック矯正にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・生え方や大きさなどに問題のある歯を削り、上からセラミックの人工歯を被せて歯並びを改善する治療です。そのため、一般的な矯正治療のように歯自体を動かすことはありません。
・セラミックの人工歯を被せるため、健康な歯を削る必要があります。
・症状によっては神経の処置が必要になります。神経を取ると歯がもろくなってしまうので、将来的に破折するリスクが高まります。
・歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせによっては、人工歯が破損することがあります。その場合は再作製が必要になり、費用がかかります。
・歯や歯肉と人工歯との間にすき間ができ、汚れが溜まることで、虫歯や歯周病の発症リスクが高まります。